Column 家づくりコラム

2022.04.04

土地の予算の正しい考え方とは?

土地について

①よくある土地の予算に関する失敗事例

②失敗事例から学ぶ、正しい土地の予算の考え方

 

よくある土地の予算に関する失敗事例

〈質問〉

以下のAさんの判断の、どこに問題があると思いますか?

 

×失敗事例×

広島県在住のAさんは、今回新築の購入を検討することにしました。

 

そこでインターネットを見ていると、希望エリアに2,000万円で売り出しがされていました。実際に行ってみると、自分の希望通りの土地で是非買いたいと思ったAさん。

 

建物は別のチラシで坪単価30万円の建築会社で40坪のものを建てる予定なので、

2,000万円(土地材代)+30万円(坪単価)×40(坪)=3,200万円。

 

希望通りの土地が見つかりAさんは大満足。

「さぁ、3,200万円払っていけるかな?」と考えながらAさんは2,000万円の土地を購入することにしました。

 

しかし、実際打ち合わせを進めていくと…

予算オーバーになってしまいました。なぜそのようなことになってしまったかと言うと、土地も建物にも諸費用がかかることを考えていなかったからです。

 

諸費用というのはどういうものかというと、不動産所得税…

2,000万円の土地なら80万円前後が追加費用としてのってきます。

 

さらに、建物に関しても住宅ローンの事務手数料や登記費用といった諸費用から、外構工事費、屋外電気工事費、屋外給排水工事費といった負担が追加で必要となります。

 

これだけでも本体価格1,200万円の家なら200万円~300万円がのってきます。

 

さらにシャッターや2階のトイレなどオプションをつけたり、地盤調査費の結果、補強工事が必要だったりすれば、さらに追加で100万円以上かかることも珍しくありません。

 

そんなこんなで、総費用3,200万円だったはずが、ふたを開けてみると、総費用が3,700万円になってしまいました。

 

そこでAさんは結局、予算不足を解消するために外構費用を削らざるを得なくなり、外構なしの寂しい家で我慢することになりました。

 

一見、希望の土地が見つかり、ちゃんとそれもHPだけで判断せず直接見に行き、大きな問題はなさそうに感じられます。

しかしここで見落としていたのが、価格表記の罠です。

 

それを踏まえて、正しい土地の予算の考え方について、次にご紹介させていただきます。

 

②失敗事例から学ぶ、正しい土地の予算の考え方

 

〈質問〉

失敗事例から正しい土地の予算の考え方は何だと思いますか?

〈解答〉

ご家族で総予算をしっかり決める

その後、諸費用を含めた建物+土地の費用全体を把握する。

 

Aさんの事例において、原因は大きく2点あります。

 

1点目 事前に予算を明確にしていなかったこと

2点目 諸費用等が追加でかかるかの確認をしていなかったこと

 

1点目ですが、予算は必ず事前に組むことをお勧めします。しかもそれは、ある程度余裕を持った予算です。理由は簡単で、ローン返済に追われるマイホーム生活を送るのを防ぐためです。

 

せっかく建てるマイホームなのだから、少し頑張って予算を捻出したいという気持ちもあります。ただその場合、いざ引越しをした後はローン返済に追われる日々です。

 

予算を明確にしないまま打ち合わせを進めていくと、たとえ想定より費用がオーバーした場合でも

 

「ここまで日数をかけて打ち合わせしたし…」

「じゃあここの部屋を小さくしますっていうのも嫌だしな…」

 

といろいろな心理ハードルが出てきます。

そうならないためにも、事前に予算を明確にしておくことが重要になります。

 

2点目ですが、諸費用の確認は必ず行いましょう。

 

実は販売価格の表示に法律はありません。

つまりは、販売価格として表示されているのは、諸費用込で表示されているものもあれば、単純にその「モノ」のみの価格を表示している場合もあります。

 

また、その諸費用というのも土地の状況などによって大きく変化します。具体的な諸費用は挙げだしたらきりがないため、実際住宅会社等で資金計画をされる際、

 

「どんな諸費用がかかるのか」

「あらゆる諸費用を含めた総費用はいくらになるのか」

 

以上2点は必ず確認することをお勧めします。もちろん、事前に予算を明確にする際も諸費用込で考えてくださいね♪

 

まとめ

①住宅購入を考えるうえで、“余裕を持った予算”をあらかじめ決めておくようにしましょう。

②表示されている価格を鵜呑みにせず、“諸費用”がいくらかかるのか、その結果、総額がいくらになるかを必ず確認しましょう。